荒木一郎の世界⑨ <生前の松田優作と最後に、、、>

<生前の松田優作と最後に会った【Amazon.co.jp限定】YUSAKU MATSUDA 1978-1987 MEMORIAL EDITION [生産限定盤] [UHQCD + CD + DVD] (Amazon.co.jp限定特典 : メガジャケ 付)

『まわり舞台の上で』は第七章で松田優作さんについて述べている。

 

死んじゃう少し前、最後に会ったのが下北沢

荒木さんはキャデラックを運転していた

路地に入ったところでタクシーと遭遇した

タクシーの運転手が下手で対向できずもたもたしている

短気な荒木さんは「バカヤロー‼」と怒鳴る

 

タクシーの後部座席から

「荒木さん荒木さん!」と声がかかる

「優作です。優作です!」

 

 

YOKOHAMA HONKY TONK BLUES

なんとなくは分かるんだけど優作は俺の事を多分、好きでいてくれたんだと思う。

どんな時でも会うと、もうほんとに「荒木さん!」って走って来るんだよね。そういうのが、すごく印象があるよ。

 

荒木一郎さんにも松田優作さんにもアウトロー的な演技に魅力を感じるファンは多いと思う。松田優作さんは生前、芸能界の先輩で自分と同じような匂いのする俳優の荒木一郎さんに憧れていたようだ。

会うと必ず笑顔で「荒木さん!」と言って駆け寄ってくる。

 

寡黙で男らしさを売りにしていた俳優松田優作も、本当は心の中でアニキのような荒木一郎さんの優しさに憧れていたのだろう。

今夜は踊ろう

荒木一郎さん『空に星があるように』誕生秘話



荒木一郎さんには、高校の時から長く付き合っていた相手がいたのだが、別れてしまう。その後、「酷いふり方をしたな。」と思った荒木さんが、自分の振った相手の気持になって作ったのが『空に星があるように』だと荒木さんは語っている。「まわり舞台の上で」のP83辺りに書かれているが、
ボクが何かで読んだ話では、二人は高校生どうしながら半同棲生活を送っていたらしい。
荒木さんはこの頃NHKの『バス通り裏』にも出演していた。これは録画でなくぶっつけ本番で放送していたというから凄い。
加えてモダンジャズのバンドを持っていたらしい。


彼女とは別れるが何年後かに再会して思い出話をしている。荒木さんに優しさがあるからゆえに別れた人に恨まれることもなく、良い思い出として話ができるのだろう。




『空に星が あるように』 
 歌・作詞作曲・荒木一郎


 
空に星が あるように
浜辺に砂が あるように
ボクの心に たった一つの
小さな夢が ありました

風が東に 吹くように
川が流れて 行くように
時の流れに たった一つの
小さな夢は 消えました

淋しく 淋しく 星を見つめ
ひとりで ひとりで 涙にぬれる
何もかも すべては
終わってしまったけれど
何もかも まわりは
消えてしまったけれど

春に小雨が 降るように
秋に枯葉が 散るように
それは誰にも あるような
ただの季節の かわりめの頃

荒木一郎の世界<八日目・小説『ありんこアフター・ダーク』をめぐる現実の事件>


ありんこアフター・ダークの修羅場

ありんこアフター・ダーク (小学館文庫)

ありんこアフター・ダーク

荒木一郎さんのありんこアフター・ダークに登場するヒロインのモデルは荒木さんの友人たちや青学の付属に通っていた人たちなら、誰でも知っている女性だとか。その女性のだんなさんがこの小説を読んでそのヒロイン(つまり自分の奥さん)の小説内のエピソードを事実だと信じ込んで、大変の修羅場になったらしい。友人や同級生たちが「あれは小説だから。」と必死になって説得したが、旦那さんは奥さんを許せないと怒ったそうだ。荒木さんも罪なことをしたと、別の著作で後悔していたが、気の毒としか言いようがない。胸が痛む。

野坂昭如と荒木一郎・昭和のヒーローたち


「星に唄おう」 空に星があるように (番組テーマ)

YouTube荒木一郎さんのライブの様子を見ている。ほんとは15000円出して荒木さんのライブの完全収録版DVD(メイキングビデオ付き)が欲しいのだが、我慢している。妻が横から覗いて、野坂昭如⁉いつまでも若いわね、と言う。
そんなわけないだろう。荒木一郎だよ。野坂先生はノーリターンだし。
えっ⁉この人が荒木一郎なの。志村けんにも少し似ているわね。
と、めちゃくちゃなことを言う。

絶唱!野坂昭如~マリリン・モンロー・ノー・リターン [紙ジャケット仕様]


妻は、野坂先生の本も読んでいないのになぜ名前を知っているかと言うと、歌手としての野坂さんをテレビで見たことがあるという。荒木一郎については知識がなかった。両者を見間違うこと自体がとんでもないことで、ボクらの年代ならまず、そんな間違いはしない。第一、野坂先生はもう、鬼籍に入っている。

さて、両者は交流があったかと言うと、あったらしい。野坂さんが、一方的に荒木さんのファンだったらしい。顔を合わせると何かにつけ、荒木さんのそばに来て、「かっこいいなあ。君は、かっこいいなあ。」と言って憧れの目で見ていたそうだ。
あと、勝新太郎さんと、立川談志さんと、松田優作さんは、荒木一郎さんの大ファンだったようだ。勝さんは干されていた時代の荒木さんに仕事の世話をし、立川さんは不遇な時代の荒木さんの精神的支柱となり、松田さんは荒木さんの演技指導を受けたのち、荒木さんを尊敬していたらしい。
渋谷の裏通りで荒木さんがリンカーン・コンチネンタルかなんかを運転していたら、へたくそなタクシーと対向して身動きできなくなった。荒木さんがかっとして「馬鹿野郎‼」と怒鳴ったら、タクシーに乗っていたのが松田優作さんでうれしそうにタクシーから飛び降りて、「荒木さん‼」といって駆け寄って来たという。

野坂昭如勝新太郎立川談志松田優作みんな旅立ってしまった。昭和のヒーローたち、、、。

【Amazon.co.jp限定】YUSAKU MATSUDA 1978-1987 MEMORIAL EDITION [生産限定盤] [UHQCD + CD + DVD] (Amazon.co.jp限定特典 : メガジャケ 付)


荒木一郎の世界<六日目の①>

荒木一郎の世界を読み解く

まわり舞台の上で 荒木一郎

文遊社刊「まわり舞台の上で」と、小学館文庫の「ありんこアフター・ダーク」を比較して読み合わせている。前者はインタビュー本で、後者は自伝風小説である。
ボクの知りたいのは昭和40年前後の日本や東京の世相や風景である。そのころ、青春時代を過ごした人々が今、後期高齢者などと呼ばれ始めている。人は誰しも老いる。そして死んで行く。だから、生きているうちは後悔の無いように頑張って生きたい。老いたからと言って悔いることはない。一生青春だとか無理な見栄を張る必要もない。自然体で力を抜いて自分らしさを失わなければいい。しかし、老いは誰にでもやってくる。同じように青春も誰もが経験することである。
いま、73歳の荒木一郎さんの青春の日々をこの自伝小説を読むことによって知ることができる。

ありんこアフター・ダーク (小学館文庫)



『大学なんかに行かずにさ、バンドをやっていきたいんだ。』
   ~「ありんこアフター・ダーク」の帯より

〈十八歳から二十歳まで、私は、ダンモのバンドを持ち、タイコを叩いていた。街には、チンピラのヤクザが溢れていたが、私たちは、それとは違う意味の不良だった。私は、いつか小説を書こうと思った。その路地裏で起こったいくつもの出来事、いくつもの青春をジャズの音にのせて書いてやろうと思った〉
   ~「ありんこアフター・ダーク」のあとがきより

荒木一郎の全て<四日目①>

再び荒木一郎さんについて〈昭和のヒーローたち〉


野口五郎 35th anniversary LIVE

YouTubeで、子供の頃の野口五郎さんが荒木一郎さんの「今夜は踊ろう」をエレキギターを弾きながら歌っている映像を見た。白黒の映像で一瞬だったが、あれはたぶん、インスタントラーメンのメーカーのエースコックかどこかが提供していた物真似の歌番組だと思う。

うちのは野口五郎は知っているが、荒木一郎を知らない。坂上二郎や鈴木一郎を知っていて荒木一郎を知らないのはどういうことだ。当然、荒木道子は知らない。ナショナルキッド大鵬も知らない。恐怖のミイラも怪傑ハリマオも知らない。力道山は知っている。が、リアルタイムでは見ていないと言う。

ゴールデン☆ベスト 荒木一郎の世界+12



まあ、いい。知らないものは仕方ない。そこで、荒木一郎さんの「愛しのマックス」、「空に星があるように」、「今夜は踊ろう」を歌ってやった。いや、ボクは音痴だから無理矢理聞かせた。それがいけなかった。


「最後の歌は知ってる。こないだ燃えたヨットのオーナー‼」

それは、加山雄三だろって‼

 

加山雄三ベスト40

荒木一のすべて④四日目のエピソード

荒木一郎の世界(1)涙の風景~空に星があるように



ボクがおもったこと〈荒木一郎さんの本を読んで〉

文遊社刊「まわり舞台の上で」と、小学館文庫の「ありんこアフター・ダーク」を比較して読み合わせている。前者はインタビュー本で、後者は自伝風小説である。

ボクの知りたいのは昭和40年前後の日本や東京の世相や風景である。そのころ、青春時代を過ごした人々が今、後期高齢者などと呼ばれ始めている。人は誰しも老いる。そして死んで行く。だから、生きているうちは後悔の無いように頑張って生きたい。老いたからと言って悔いることはない。一生青春だとか無理な見栄を張る必要もない。自然体で力を抜いて自分らしさを失わなければいい。しかし、老いは誰にでもやってくる。同じように青春も誰もが経験することである。
いま、73歳の荒木一郎さんの青春の日々をこの自伝小説を読むことによって知ることができる。

『大学なんかに行かずにさ、バンドをやっていきたいんだ。』
   ~「ありんこアフター・ダーク」の帯より

〈十八歳から二十歳まで、私は、ダンモのバンドを持ち、タイコを叩いていた。街には、チンピラのヤクザが溢れていたが、私たちは、それとは違う意味の不良だった。私は、いつか小説を書こうと思った。その路地裏で起こったいくつもの出来事、いくつもの青春をジャズの音にのせて書いてやろうと思った〉
   ~「ありんこアフター・ダーク」のあとがきより

荒木一郎さんについて<三日目の①> 四たび「回り舞台の上で」を読んでみたら

去年家の女を歯科医に連れて行った時にロビーで読んで以来、また、また、また、また、読み返してみた


面白い


ひとには伝わらないかも知れないけれど


それでいい



家の女は荒木一郎さんの映像を見て野坂昭如と言ったくらいだから



論外だが


友人にも知人にも荒木さんの含蓄のあるインタビュー記事は伝わりにくいと思う


「バス通り裏」を知っている世代でもわかる人にはわかるが    


気づかない人には役者荒木一郎の機微は伝わらないだろう


知り合いの漫画家は荒木一郎の最高傑作は「まむしの兄弟」だと言っている


あれを単に東映やくざ映画としてのみ見る人には伝わるまい

荒木一郎の世界④ 引き続き荒木一郎さんのまわり舞台の上でを読む〈面白いぞっ‼しかし、半分も読めてない。面白くて。〉


まわり舞台の上で 荒木一郎

荒木一郎さんのまわり舞台の上でを読んでいる。
面白くてまだ、半分までも進まない。面白いから、荒木さんの言葉を反芻する。時にネットで検索するのでますます、遅延する。
本編はインタビューによる構成になっている。歌手としての荒木さん。俳優としての荒木さん。作家としての荒木さんについて、書かれている。今、歌手の途中。そして、インタビュアーは、荒木さんについて熟知している。そういう人を厳選している。
野坂昭如勝新太郎若山富三郎大原麗子研ナオコ、宇崎竜童、羽仁進等々の名前がポンポン出てくる。大原麗子のために作った曲とか、桃井かおりのプロデュースに心血を注いでいる様子、岸本佳代子の欲の無さとか、ボクらが知らなかった荒木一郎さんのエピソードに「へえ~。そんな事情があったのか?」と驚かされる。

空に星があるように


考えてみれば、「バス通り裏」、「空に星があるように」、「いとしのマックス」、「今夜は踊ろう」、「町田警察署の勇み足事件」、「温泉こんにゃく芸者」、「荒木道子さんの息子」くらいの知識しかない。
これは失礼な話だが赦してほしい。田舎では、本当にミュージシャンとか、俳優とか、小説家とか、芸能界とか、についての情報が少ない。ない。荒木一郎さんが青学の付属に通っていて同棲していた。学生の時からバス通り裏に出ていた。渋谷で遊んでいた。
当時、ジャズ喫茶で遊んでいたら、解散した安藤組のチンピラとバッティングした。荒木さんは、ああ見えて結構、喧嘩師だ。手が早い。有名だったらしい。武闘派芸能人だ‼今じゃテレビに出てる俳優なり、タレントなり、歌手が、町の不良とけんかしてただで済むはずがない。そういう、ことが日常だったらしい。

ボクなんか、田舎の子だから、東京はわかる、渋谷も分かる、でも、解散した安藤組の人なんてまわりにいないし、ボクの村には、ジャズ喫茶もない。奪い合う女の子もいないし、遊ぶところもない。田舎の僕には、荒木さんに対して、、「バス通り裏」、「空に星があるように」、「いとしのマックス」、「今夜は踊ろう」、「町田警察署の勇み足事件」、「温泉こんにゃく芸者」、「荒木道子さんの息子」くらいの知識しかない。

こんなのは失礼だ。「荒木一郎さんのファンです。」とは言えない。だから、本を読む。荒木一郎さんのインタビュー記事をもとに構成されている3200円の本を読む。そして、昭和のヒーロー荒木一郎さんの時代を想像している。その時代の東京に思いを巡らす。

自選ベスト15 いつか聴いた歌 [名盤1000円]



うちのが時々、口をはさむ。
「ねえ、荒木一郎って歌手だったの?俳優だったの?歌、うまかった?テレビドラマによく出てくる人?レコード大賞は取った?イケメンだった?お父さんはファンだったの?」
誠に五月蠅い。やかましい。やぐらしかたい。でも仕方ない。リアルタイムで見てない人には荒木一郎さんの独特の雰囲気はわからない。

その点、ボクは、子供のころ、テレビで「荒木一郎」を見ただけだが、、リアルタイムで見ているから断言できる。

「ファンだ‼」
 
 
 

ありんこアフター・ダーク

 
<以下余談なんだけど>

友人の漫画家の娘さんは女優だが、その子のお父さんを通して、

荒木一郎さんの本を読む?」

と尋ねたら、
父曰く。

「うちの子は台本もろくに読まないので、せっかくもらっても読まないと思う。もったいないから、君の蔵書にしてください。」

と言われた。
お父さんにあげる訳じゃあ、ねえんだけどな。

まあいいか。面白いから、何度でも読めるもんなあ。
友人に譲渡する以外には他人にはあげたくねえ。
メルカリやBOOKOFFにゃあ出さねえぞ。

3200円じゃ安すぎる。買取は半値二掛けくらいなんじゃろう。五百円以下か。
そんなもんじゃろう。

あと、小説巨人の星初版本箱入りブックカバー付き汚れ虫食い無しという完品もあるぞ。
って、わしゃあ、アフィリもネット販売でもねえから、大事な本は墓場まで持って行くつもりだ。
( いつものように話は脱線してしまった。ごめん )


荒木一郎の世界①

荒木一郎さんのライヴに行き損ねた

 

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もう、三年になるか?近くにいたのに、行かなかった。知らなかったんだよね。知ってたら、前売りSOLDOUTでも、だふ屋から買ってでも(ダメ!違法行為です。)入ってたのに。

DVD見ると荒木一郎さん本人が言ってるもんね。

「ボクも高齢者だから、次(のライヴ)は、もう、(やるかどうか)わかんないよ。」!

ゴールデン☆ベスト荒木一郎~ビクター篇

荒木一郎/自選ベスト15 いつか聴いた歌

ゴールデン☆ベスト