④薬害の怖さ・消えた成宮寛貴 <2015/8/28「花咲舞が黙ってない」第七話の後>



成宮寛貴という若手の実力派俳優がいた。ここでも、いた、と過去形で話さなければならない。薬害の恐ろしさについて再考してみたい。もう四年以上前に見たテレビドラマの感想を記録していた。以下に記す。




日本テレビのドラマ「花咲舞が黙ってない」第七話では、五反田支店の松木成宮寛貴)が絡む。松木は相馬(上川隆也)を尊敬し、主人公の花咲舞(杏)に心を寄せている。


成宮寛貴演じる松木は、準レギュラー的役柄でなかなかうまい。
未来に希望を抱く青年銀行員役が、はまり役だ。まじめだけど頼りない。仕事に恋愛に情熱的だが、空回りといった青年を演じる。


松木は仕事熱心なあまり、自宅で融資稟議書を作成しようと無断で持ち出した顧客情報ファイルを何者かに奪われてしまう。

   「拾ったファイルを渡すから謝礼が欲しい。」

という支店長宛ての謎の電話。その正体を探るため、キャバクラに、相馬、松木、花咲の3人が乗り込むシークエンス。ここぞとばかり親父モード全開の相馬さんだが、謎を探る姿勢は忘れない。

舞は、犯人のヒントを得る。まじめで頼りない松木はオロオロするばかり。その夜、割烹「花咲」(舞の実家という設定。)で酔って、

   「銀行員人生にバッテンをつけちゃったなあ。」

と愚痴る松木に活を入れる舞。



事件は解決したものの、松木は事件の引責懲罰として岡山支店に転勤の辞令を受ける。

   「10時50分の新幹線で出発するから見送ってやれ。」

上司の相馬が舞に告げる。

   「帰ってきたら今度は二人で食事しましょう。」

松木は舞に告白する。

しかし、舞には思いは伝わらない。松木の乗り込む「のぞみ107号」は14時15分に岡山に到着する。


東京―岡山わずか3時間。
泣くな松木
遠距離恋愛を実らせろ!
若いうちの失敗や苦労は買ってでもやれ!
田舎に左遷されたくらいがなんだ!  






当時ボクは日記にそんな感想を書いていた。ボクがテレビドラマにそれほど感情移入することはないのだが、よほど成宮寛貴の演技に共感したのだろう。

しかし、実生活で成宮寛貴は、「 薬物使用疑惑 」というとんでもない事件の主人公となってしまった。
明るくまじめで頼りない銀行員松木の演技はもう二度と見られない。
かえすがえす残念なことだ。

③医療用薬物だろうと投与を誤ると重篤な症状となる 〈ボクの体験〉


八年間で四回、全身麻酔を経験した。その第一回目の手術の後、CCUでボクが体験したことだ。痛みで目が覚め、それを看護師に訴えるとドクターが何か言って投薬が始まる。

処置の内容や薬物の種類についてはいちいち説明しない。accountabilityもへったくれもない。

もっとも、痛いと喚いている患者に説明する暇はないだろうけど。

投薬が済んで、痛みが和らぎ眠りに落ちたが、うとうとしたり、目覚めの直後には幻覚症状が出始めた。


まず、壁が崩れ始める。ばらばらと壁材が粉々になって落ちてくる。
ボクは壁際のベッドに寝かされていたわけでもないのに、目の前にそういう光景が映し出される。
そして、壁が全部崩落してしまうと、新たな模様の新しい壁が出現して、また、崩れだす。
何かのゲームのような絵だが、そんなのんきな感じは全くない。
あるのは、ただ、ただ、恐怖のみだ。

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次に、仁王様に追いかけられる幻覚。
今、当時の話をすると、若いドクターが、「進撃の巨人か、ガンツのような感じ⁉」とボクに聞くが、進撃の巨人ガンツも知らない。
ペナントレースの巨人の進撃は知っているけど。ガンツ石松なら知ってるけど。(それは、ガッツ石松
東大寺南大門の金剛力士像つまり、阿形様と吽形様の二体の仁王様がすごい怒りの顔をしてボクにのしかかってくるのだ。逃げられない。
現実はベッドに拘束されているからだけど、これもすごい恐怖。



それから、アフリカの大草原の風景が見えてくる。ヌ―の大群がエンドレスにボクに迫って来る。どんどんぶつかって踏みつけられて死にそうに怖い。いや、もう死んだ!思った。現実に痛いのは切開手術した胸と弁を取り換えた心臓だけなんだけど。
それから、ヌーだけじゃなく、ラットも、象も、ガゼールも大群で追いかけてくる。そして踏みつけられる。
大声で叫ぶと目が覚める。

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あまり、幻覚が続くので医師に言うと、その若い医師は手術を受けたことも薬物を投与されたこともないので答えられない。分からないと言う。
ただ、医学部で学んだ知識のみ。手術や治療行為で人体実験しているようなものか?




結局、ボクに使われた薬がモルヒネなのか、何なのか、知らずにボクは退院した。あとの二回は何も起こらなかった。けど、今年の夏、がんの手術で腹を切って入院した。今度はICUに入れられて薬を打たれた。
すると、今度は自分の両方の腕から、文字や数字がボロボロと零れ落ちる。痛みもかゆみもない。痛いのは夢でもうつつでもオペした腹だけ。


前の経験があるので、医師にもドクターにもこの話はしなかったが、薬のせいであるのは確かだ。

病院で使ってこれだけ体に幻覚症状が出るのに、素人が違法に使用したら破綻するのは間違いない。

②液晶ペンタブについて知り合いの漫画家に聞いてみた


液晶ペンタブレット。最近の漫画家さんはペンタブレットで描く人が多いって本当ですか?〉



web系で使っている若者は多いですが、普通の漫画家は今でも紙にペンが主流です。
媒体等に応じて使い分けているってとこですかね。

カラー原稿では、紙にペンで描いてから、スキャナーで取り込んで、色付けはパソコンでするとかの人は多いかも。

背景とかを写真で入れてから、ペインター等のソフトで修正するとかも。補助的に使うって感じですかね。


使っていたのではモンキーパンチさんが一番早かったはず。慣れれば楽だと言われていますが、そうでもないかも。

「やっぱり普通に描いた方がしっくりくる」と私の周りでは殆どが言ってます。

ちなみに私はすぐ挫折しました。

①ペンタブを使わない友人の漫画家について


一度はチャレンジしているところが、さすがプロの漫画家さんだがや。ばってん、モンキー・パンチ先生が、草分けだったと言うのもすごいな。
結構なおじいちゃんやったんやろ。あの先生は。


アキラ描いた人やガンツの作者、電脳少女の人、なんか、それっぽいけど。

ちなみに、前にも言ったけど、スクリーントーンは、つのだじろう先生が、日本初じゃけえね。


2番めは手塚治虫医学博士ですたい。

手塚治虫先生は今から70年以上前に、電子頭脳や空中都市、宇宙旅行やロケット、ロボットを予言したけれど、作品については、完全に手作業で身体を酷使したんだよね。眠らず、食わず。


ボクは、手塚治虫先生の時代に、ペンタブレットが存在していたら、もっと楽に描けたんじゃないかと思う。

そして、先生ももっと長生きできたんじゃないか。


貴君も、漫画家は超重労働、超ブラック、超・超過勤務業界の人だから、身体には気をつけてください。


夢の印税生活なんて言うて、ごめんなさい。

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