勝者鈴木みのるの座礼が話題になったが、別に不思議はない。鈴木みのるの特徴の優しさがよく出ていた。鈴木の過去の、抗争、因縁、復讐、決着といった副題のつく
試合は決まって相手が先輩レスラーだ。すでに引退した選手や引退の近いレスラーが多い。藤原喜明、佐山サトル、船木誠勝、山田恵一等々。
新弟子の頃、一からレスリングを教わった、あるいは、あこがれの先輩レスラーなどが含まれる。
ボクは鈴木はかつての兄弟子や憧れの選手に対して抗争、因縁、復讐、決着と言ったおどろおどろしいうたい文句の元に、文字通り「恩返し」をしていると思う。
かつて、「世界一性格の悪い男」と自身で言っていたが、どうしてどうして、鈴木みのるくらい優しさと思いやりのあるレスラーはいないと思う。
椅子攻撃にしたってそうだ。凄いスピードで振り上げて、振り下ろす。下ろす時、相手を殴るのはビニール製の座席の部分だ。たまに金属のパイプ部分で相手をついているが、「今から突くよ。」とばかり大きくバックスィングさせて相手に充てる瞬間、力を抜いてチョコンと当てる。まさに名人芸だ。
こんなことはプロレスファンの諸兄にとっては基本中の基本で、初歩のプロレス常識だ。ボクはそんなコアなプロレスファンじゃないし、地上波ではプロレスはもう何年も見ていない。(放送自体が定期的にはない。)会場で見ることもない。プロレス雑誌や大阪スポーツも読まなくなった。
だけど、両国の10・14は感動したと純烈のリーダー酒井一圭君のツィッターでつぶやくのを見て知った。
かつて、鈴木みのるはパンクラスでの立位置は船木誠勝のナンバーツーのように見えた。
山田恵一は、昔、地方の興行で「ちっこいのに、生きのいい若手だな。」と思って見ていた。たしか、新日のジャージを着て外人レスラーの誘導係や、時には先輩の付け人をしているのを見た。
プロレスに不案内なボクが知った風なことを書くとプロレスファンの皆さんの失笑を買うに違いないが、今、両者の試合が成立したということはボクにとってはありがたいことだったと思う。
獣神サンダーライガーは明年一月四日に引退すると言うが、山田恵一の引退はないんだろうか?全国2千万人のプロレスファンの皆さん‼教えて!
