国税局が来たら、終わりだ。

  

むかし、銀行e員時代に、転勤していった後輩の支店に、いたずらのつもりで、「広島国税局のAですが、B君をお願いします。」と言ったら、

 

支店全員が緊張して、大騒ぎになったという。

 

 

 

同期のやつの支店にある顧客の脱税調査で国税がやって来たら、支店の連中は暴力団

殴り込みに来たと思ったらしい。目つき言葉遣いも悪いし、営業中でも「シャッター閉

めろ!!」と怒鳴るし、逮捕権も持っている。

 

 

ボクが見たのは、若い頃、外回りの営業中に蕎麦屋で飯食っていたら、男がやってきて

店主に、「国税局のもんだ。レジ金見せろ。」という。

 

レジ金庫を見て、「マスター、お前金抜いてるのか?」と聞く。そんなことないと店主

が言うと、店主に財布を見せてみろと言う。店主が財布を差し出すと中から一万円札を

抜き出して、

「これは俺がさっき、そばの代金で払った一万円札な。端っこに赤いイン

クで×してあるただろ。お前、時々店の金こうやって抜いてんだろ⁉」

 

両替しただけですと店主が言うと、「言いたいことがあったら、署で聞くから。」と言って店主を連れ去った。

 

 

ボクはそれを見ていて、せがれは国税調査官にしようと思った。怖い者無しで威張り散らして国家から俸給を得られるなんて「夢の職業」じゃないか!しかし、彼は成長して

確定申告する側になってしまった。