底本は『漫画少年』(学童社)1950年(昭和25年)11月~1954年(昭和29年)4月号に連載されたものである。
今回、底本の『ジャングル大帝』を忠実に再現しているであろうと思われるこの漫画を
じっくり腰を据えて拝見した結果、絵がプロットが誰それのいついつの何々と言う作品に酷似しているだの、パクっただの、そっくりだの、瓜二つなどと言って来たすべての言葉を撤回します。
七十年前に描かれ今日に迄伝わっているこの物語について、美しい扉絵、息を持つかせぬストーリー展開、時に遊びで登場する手塚先生自信の広告ページ、どれもが素晴らしい。
そして最終章ラストシークエンスで、アフリカの向けられて書かれた手塚先生の言葉。『アフリカ』と『ジャングル』の部分を『地球』に置き換えた瞬間、ボクは幼な児の昔に引き戻されたような気がして泣きたくなった。
(この記事は親友の大漫画家兼名編集者には内緒だ。「おまえ、今更、そんなこと思うか?」と軽蔑されるに違いない。)
☆余分なこと
70年前、手塚先生てば、吹き出しの中もペン書きしてたんだ。( いいでしょ。別に。よく作品にマッチしてるし。←天の声 )