第1話 王子と天使

手塚治虫先生の『リボンの騎士』を読んだ。

2009年1月に株式会社講談社から出た完全復刻版『リボンの騎士』(少女クラブ版)。

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昭和29年12月初版発行、定価130円、社名が大日本雄弁会講談社と言うのも泣ける。66年の時の移ろいを感じさせる。

 

 

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サファイア姫を模したゼンマイ仕掛けの人形が語りだすこの場面が『リボンの騎士』の物語のスタートである。

 

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手塚治虫先生が若い。医学博士である。

 

 

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チンク( 天使 )の実写が小鳩くるみというのもすごい。

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当時の単行本や貸本の表紙の絵は作品の作者とは別人が描く場合が多かったみたいです。悪い慣習です。さいとう・たかを先生はそれが大嫌いで大阪の日の丸文庫の表紙の絵かきジジイと大ゲンカしたらしい。ジジイに嫌がらせをされたがさいとう先生は自分の作品の表紙(扉)は全部自分で描いたという。

手塚治虫先生は自筆だね。