親日家のプロレスラー銀髪鬼。力道山との流血試合で各地で老人がショック死した。今の老人は絶対にそんなことでショック死しない。
当時はプロレスワークを真剣勝負と視聴者が誤解した。現在なら大変な責任問題に発展するところだろう。
ボクは当時幼児で白黒テレビの不鮮明な画像で力道山の顔から流れているものが血だとは思えなかった。ブラッシーて技がなく急所うちと噛み付きしか記憶にない。今YouTubeなどで鮮やかなネックブリーカーをする様子を見てもとても同じ選手と思えない。

唐突だがブラッシーの奥さんは日本人である。九州の駅のホームでブラッシーが奥さんに一目ぼれして求婚したと伝えられている。奥さんはプロレスなど全く関心のない深窓の令嬢だったので銀髪のアメリカ人紳士のプロポーズを受けたとか。


ボクは最近、workとしてのプロレスがクローズアップされるにつけ、つくづく選手というもののキャラクターの多様さに感心している。

フレッド・ブラッシー自伝
グリーンバーグ,キース・エリオット
エンターブレイン
2003-12-08


フレッドブラッシーは本国でのリング上の名乗りを『クラッシー・フレディー・ブラッシー』と言う。

『上品なフレディー・ブラッシー』と言うほどの意味合いか?

これでは長すぎて日本人には受けない。上品でなくてもいい。吸血鬼、銀髪鬼フレッドブラッシー。
リングの上なら親でもかみ殺す。毎日、吸血の刃(歯)をやすりで研いでいる。

そういうフェイクをブッカーの力道山が考え出したのだ。


力道山が非業の死を遂げ、ブラッシーが愛妻と幸福な老後を過ごしたのは何とも皮肉な話だが二人のプロレスリングのタイトルマッチは間違いなく戦後の昭和史の一ページに彩りを添えた。
力道山は生き急ぎ昭和を駆け抜けた。
『クラッシー・フレディー・ブラッシー』は最愛の妻と手を取りあい上品なフレディーのまま老後を過ごした。
今こそJAPANに力道山!―空手チョップに込められた願い
敬子, 田中
パロアルトコード
2019-01-01