網膜剥離の術後の姿

人生初の入院を要する病気は網膜剥離でした。冬の終わりに入院し退院したのは春の初めになっていた。

症状は突発的で、ある日突然右目の前に黒い塊のようなものが張り付いた。飛蚊症の経験のある人は分かると思うがあのように黒いものが不規則に移動することはない。ほぼ一カ所に張り付いたままだ。

町医者に行くとすぐ網膜剝離の診断がされ総合病院に紹介状を書いてくれた。
白内障も進んでいたので一緒に手術をした。

二週間くらいうつぶせになったままベッドの上で寝ていた。食事の時だけベッドに腰かけ上半身を起こし ご飯を食べた。あとは眼球からガスが漏れるとよくないとかでまたうつぶせに寝ていた。

眼帯が外れた時は以前にも増してはっきりと景色や空の青さが見られてうれしかった。くだんの看護師さんの顔も見たがなるほど同僚が仕事をさぼって覗きに来るくらいの美人でした。