正しくは「小田井さんが純烈を卒業したわけ」とすべきだ。
引退したわけではない。事務所にはそのまま所属しているし、リーダーなんか
いつ復帰しても参加できるようにメンバーカラーを残して待っている。
純烈のツアーは激務だし晩婚の彼にすれば体力的年齢的な衰え(失礼)があったのだろう。
小田井さんの果たした功績は大きい。
リーダーは「音痴だ。ダンスしかできない。」などとこき下ろしていたが、
これは愛情の裏表現でいつもの癖だから気にしない。
小田井さんの化粧とお姉演技はびっくりしたが、
キャバレーなんかの営業で酔っぱらいの罵詈雑言や暴力からメンバーを守るためだったという。
レコーディングやレッスンでコーラスのパートが終わると他のメンバーはさっさと帰る。
が小田井さんだけは裕二郎さんのリードボーカルの部分が終わるまで待っていたらしい。
そして裕二郎さんと一緒に帰るのだが、そのことを裕二郎さんが感謝すると、
「独身だしね。帰ってもやることないしね。」と言って思いやりを見せた。
小田井さん結婚前の話である。