Wikipediaでトニーと検索しても赤木圭一郎と結果が出ることはない。
そういうふうに時代が変わりつつあると思うと寂しい。
Wikipediaのスタッフ自身が若い人で構成されているので誰も知らないのだろう。

やがて僕らがいなくなるころには赤木圭一郎と言っても何代か前の歌舞伎役者と同じように
余程のマニアでなければ名前を知らなくなるのだろうと想像すると少し悲しい。



上記の写真集自体は近年のものかも知れないが表紙の赤木圭一郎は1961年2月に亡くなっているので画像は今から61年ほど昔のものである。ツィードのコートの襟を立て寒そうに背中を丸めたトニーの表情は全く古さを感じさせない。

けどボクは子供の頃テレビでインタビューに答える赤木圭一郎を見たことがある。


アナウンサー「赤木さん。差し支えなければ身長体重をおしえてください。」

トニー「ああいいですとも。身長は五尺八寸で体重は十七貫です。」



トニーは尺貫法で答えたのである。 (175㎝、63㎏ほど ) 無理もない。存命なら80歳くらいだ。