親友

親友の漫画家とつげ義春談義

>つげさんの貸本時代の漫画が雑誌より面白い。
>やはり自由に作品を作れたことが好影響を及ぼしたと思う。
   そういう評価は多いですよね。読み物としてのクオリティーは高い…と。

>その貸本作品何篇かの盗作疑惑がある。ストーリーや描き方などを他の作品から模倣しているというものです。
   確かに。

>戦後の貸本漫画ブームの数年間は作家が不足して盗作模倣パクリは当たり前に横行していたらしいです。でも貧乏な貸本作家たちは最低でも一か月に一冊の漫画制作のノルマを果たさなければ生活が立ち行かなかったらしい。て゛、上記の階段のシーンを盗作と言うのは正しくないと思う。
   ふむふむ…。

>これを盗作模倣と言うなら漫画、アニメ、小説、映画、TVドラマは殆どパクリばかりと言う理屈になる。
   なるほど。パッチワーク的作品だと。エンタメとしては正義(?)ですよね。昔はおおらかだったし。

>一方、つげさん本人は「生活のためにこども向けの玩具を作る様にして漫画を描いていた。」とも語っているし、一方で、「とにもかくにも読まれなければ(売れなければ)読者には喜ばれない。」と語っている。大白土の名作「忍者武芸帳・影丸伝」に似せて「忍者秘帖」を描いたのも家族の生活を支えるためと言うふうに言う。
   大事なことです。そこ一番。まず生活。そこでの作品がエチュードになる。

>もう一つ、金のかかる若い女性と同棲した時、雑誌に「忍者くん」という大白土三平の「サスケ」のキャラクターとうり二つの主人公の登場する野球漫画を描いたがやめたくて仕方なかったらしい。完全に生活に追われて描いた作品らしい。
>ボクは面白かったけど。
   ははは。そういうのまであるんですか。つげ漫画あなどれませんね。

>蛇足ながら、大手塚治虫の「漫画家は漫画から漫画を学んではいけない。」と言う言葉は、単に盗作はだめといっているのではなく、「あれ、どこかで見たな。」と読者に思われるような漫画はやがて淘汰されるよと言う意味だろう。
   うんうん。そこですね。さすが御大。

大漫画家インタヴュー連載第二弾②< 早熟の天才漫画家たち >


ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~

 

> >今回はデビューの早い漫画家さんについて、同業、編集者の立場から、感想をお聞きします。
 

少女漫画家はデビューが早いよね。高校生で…というパターン。新人賞でデビューして、その後編集者が付いての指導があって…というコース。
 

8マン(1)

エイトマン―新作2004年度版&絶対読めない幻の読み切り傑作選’69 (トラウママンガブックス)


> >古くは桑田次郎さんの13歳デビュー。京都平安高校ハンドボール部のキャプテンは夏休みにデビューが決まっていた。バッテリーの作者。それから、岡山の進学校卒で卒業生が皆、大学進学するなか、一人だけ少年ジャンプでデビューしたドーベルマンデカの人。
 

探偵屋の女房(1)

剣客商売 6巻


大島やすいち氏(ですよね)デビュー早かったんだ。平安のハンド部キャプテンだったとは。ドーベルマンの人平松伸二氏は進学校出身だったのか。初めて知りました。


> >皆、絵もストーリーもすごくて、でも、未成年が大人相手の厳しい業界で、トラブルも契約上の被害を被ることもなく、よく今日までやって来れたと感心します。
 

そしてボクは外道マンになる 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ 1

 

 

リッキー台風 1


絵が上手いかどうか(早さも含む)が判断基準ですよね。ストーリーは原作者を付けて指導すればなんとかなるんで。でもデビューが早いか遅いかは、どうでも良いことです。早くても伸び悩む作家は多い(少女漫画)。
 

いがらしゆみこ 45th Anniversary Book (e-MOOK 宝島社ブランドムック)


大手では新人囲い込み(他所に取られないように)をするんです。といっても最近は業界も下り坂ですから、昔ほどの囲い込みはないようですが。編集が関わり過ぎて作家を潰すというパーターンが少なくないような気がします。
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