以前、このシリーズの作画つのだじろうさんの方をまとめて読み返して感慨深かったので、後編にあたる影丸譲也さんの方を読んでみた。面白い。連載時と比べて50年以上時が経っているので自分の感性や考え方が変わったために読後の印象が変化した部分もあると思う。


全くの余談ながら、50年前にこの漫画が少年マガジンに連載されていた頃、父親に「力道山VS木村政彦を知っているか?」、「牛と戦った空手家の名前を知っているか?」と聞いたら意外にも「yes」と答えたのに驚いた。前者については「昭和の巌流島の戦い」と答え、後者については「牛殺しの大山倍達(オオヤマバイタツと発音した。)だろう。」と大正12年生まれの父は言った。

日頃は「プロレスは八百長だから見ない。」と公言していた父親をその時だけは少し見直した記憶がある。