梶原一騎

「梶原一騎人生劇場」について

【一騎人生劇場男の星座の
説明文】

梶原一騎さんは実際に親交のあった力道山、大山倍達、ピストン堀口、アントニオ猪木、ユセフ・トルコらの言動を描写して自身の自叙伝「梶原一騎人生劇場」を展開していきます。

本作品は雑誌連載中に著者が急逝したため未完に終わっていますが、読者が知りたい数々の伏線は未収のままです。

しかし、その解答は梶原一騎さん自身の書いた過去の劇画原作以外の作品や評論家や研究者、梶原一騎ファンたちがその著作の中で解き明かしています。

虹を呼ぶ拳

42年から44年にかけて冒険王(秋田書店)にて連載。
別作品で同じ著者によって社会現象にもなったセンセーショナル作品空手バカ一代(少年マガジン連載)の先駆的作品。

連載が月刊誌ということで筆者は長らく、読んだ事がありませんでした。
同時期、週刊少年キング連載の柔道一直線のファンでした。

あの時期に梶原一騎・つのだじろう両巨匠が若く情熱的に取り組んだ名作です。

まだ、空手バカ一代発表前夜と言うこともあり今よりは、未知の格闘技、武術としての空手に関する梶原一騎・つのだじろうコンビの意気込みが熱く伝わってきます。

コラムにて極真会館大山倍達館長の談話や記事も随所に見られます。

ふとした行き違いから袂をわかち不幸な事件を起した梶原一騎・つのだじろう両巨匠の異色空手青春格闘技漫画は作家達の確執とは相違して幸福な大団円を迎えています。一見の価値有りと思慮します。

死ぬまで「空手バカ一代」ファンのボクには「大山倍達」「梶原一騎」は「神」ワード

【中古】 空手バカ一代(文庫版)(4) 講談社漫画文庫/梶原一騎(著者) 【中古】afb
【中古】 空手バカ一代(文庫版)(4) 講談社漫画文庫/梶原一騎(著者) 【中古】afb


●「空手バカ一代」 原作梶原一騎 作画影丸譲也 講談社コミックス後半8~17巻
●極真会館最盛期に内弟子になるために全国から集まった少年達の入門の動機を尋ねると全員が「空手バカ一代」に憧れて自分も強い男になりたくて来たと発言しているのがとても印象的でした。
●特にこの「作画影丸譲也」編はそうした大山倍達総裁に憧れて集まった少年たちの群像劇が主体となっています。

●「空手バカ一代」は梶原一騎氏の創作だ捏造だという向きもあります。

しかし、牛を倒す角を折っただとか、ビール瓶や自然石を割るということは事実です。

大山倍達氏の超人的格闘スキルは真実であり、実績は少しも色褪せることはありません。

自然石はトリックで割れるという人もいますが、そうであったにせよ鍛えてない者に割れるわけがありません。

近年は熱心なファンがアメリカの地方新聞で大山倍達氏が米国のプロレスラーと試合したというエビデンスをあげています。
海を渡った空手 ~記録で辿る大山倍達のアメリカ遠征




●本編「空手バカ一代」は原作梶原一騎 作画影丸譲也の漫画です。

どれが真実でどこが脚色なのか、じっくりとご堪能ください。

●かつて日本中の少年たちが熱狂した「空手バカ一代」極真会館大山倍達氏の魅力に感動する事に違いありません。


牛と闘うという発想がすでに超人の域です。誰も考えなかったことをやってのけた。ボクは古希ですが少年の頃マス・オオヤマに憧れてワクワクしながら少年マガジンを読んでいました。

●余談ながら生まれ育ちは少林寺拳法の総本山のある四国の片田舎の港町です。中野道臣さんや娘さん(少なくとも二人いる。母親が異なる。)のこともいつか書けたらと思っています。

少林寺拳法
丹波哲郎
2016-10-01


カテゴリー
お問い合わせ