武功夜話

武功夜話・伊勢湾台風で愛知県の旧家の土蔵が壊れた

昭和34年の伊勢湾台風で愛知県の旧家の土蔵が崩壊し、中からおびただしい数の
私家本の古文書が発見され、何年かかかって現代語に訳すと、
旧説の豊臣秀吉像がひっくり返るような内容だった。

それが「前野家文書」であり、「武功夜話」だった。
内容に曰く。
信長はホモセクシャルだったが、子孫繁栄のため、もらった嫁が多数。
中で一番知られているのが帰蝶(濃姫)←当て字。

だが、豪族の後家で吉乃という女性の屋敷に通っていた。
やがて子をなすが、その吉乃の屋敷へ出入りしていた尾張の豪農の息子が後の秀吉

猥談がうまいので信長に取り立てられて織田家の家来になり、
出世していくという話は太閤記と一致する。

手の指が六本あったので信長にさげすまれたが、まったく落ち込まない性格と伝えられているから、
やはり、それなりの人物(図太い)だったのかも。

しかし、この「前野家文書」、「武功夜話」は作り話の真っ赤な偽物という近年の学者の意見もあり、
あれは偽物だという本も何冊かでているので、それを読むのも面白い。


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