大相撲

二子山部屋 純情力士 狼雅 外喜義

狼雅関は若い時から、ぶれない。
鳥取城北時代、高校チャンピオンになった試合の映像を見たことがある。

勝った瞬間、喜びを爆発させるアマルくん。
努力が実った刹那、歓喜の声を上げる。
いいなあ。良かったね。アマルくん。

次の瞬間、アマルくんはキョロキョロする。
誰かを探し始める。

監督‼
監督を探しているんだ。
ロシアとモンゴルのハーフ アマルくんは
単身鳥取城北高校に相撲留学した。

日本語を、日本の文化を、相撲を教えてくれた
日本での父と言うべき石浦 外喜義監督に
勝利の報告と感謝を述べたかった。


この時の彼の様子は今YouTubeなどで見られる
この青年の純情さ、まごころ、一途さは今も少しも変わらない。

大相撲純情幕内力士狼雅関!  稽古して、頑張って、どうか優勝してくれよ!

大関と三段目勝ち越し力士の顔が似ている

メインエベントの大関と
今日三段目の上位で勝ち越した力士がそっくりだ。

この若い力士は番付を上げていくだろうが
一部では「ジェネリック大の里」と呼ばれている。
今後が楽しみだ。


威風堂々!チーム二子山部屋!「借りは返すぞ!伯桜鵬。」

TVで相撲中継を見ていたら十両で伯桜鵬戦を終えた生田目関が花道を戻るところが映っていた。
うしろに付け人と延原君が続いていた。
付け人は他所の部屋から応援に来てもらっているベテランの取的さん。
そして特別にセコンド風に延原君が続いていた。

延原君と言えば鳥取城北で伯桜鵬=落合君の一年先輩で、
この二人はたびたび団体戦でチームを組んで全国優勝などに貢献している。

その日は、鳥取城北高校の先輩延原君と、後輩落合君の関係じゃなくて、敵味方。
先輩延原君は兄弟子生田目関のセコンド役。
後輩落合君は伯桜鵬関として兄弟子の対戦相手。

勝負は伯桜鵬関に凱歌が上がったが、
チーム二子山部屋は堂々と花道を引き揚げてきた。

「次やるときは俺が相手だ!」
「兄弟子の借りは俺が返すぞ!」


延原君がそう思ったかどうかは分からない。
だけどそう思っても不思議ではない。

漢 生田目と世間は言う。
それなら、
男 延原の晴れ姿もこの目で見たい。
この日のTVの画面は、そんなチーム二子山部屋を頼もしく思わせた。

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